はじめに
よくある質問
Mark It Downに関するよくある質問。
よくある質問
ObsidianのWeb Clipperとの違いは?
ObsidianのWeb Clipperはページをvaultに保存します。保存が目的なら最適です。Mark It Downは違うワークフローを想定しています。ページをクリップするとSide Panelが即座に開き、その場で書き直しを始められます。取り込みと編集が一つの流れになっています。
クリッパーはReadabilityでページの本文を抽出し、見出し・リンク・コードブロックを保持したクリーンなMarkdownに変換します。
ページをそのまま保存したいだけなら汎用クリッパーで十分。Mark It Downは読んだものを咀嚼したいとき — 書き直し、構成変更、そしてMarkdown・PDF・HTML・DOCXへのエクスポートまで一気に行いたいときのためのツールです。
Heynoteとの比較は?
HeynoteはMark It Downの「一時的なワークスペース」という思想に直接インスピレーションを与えた、優れた開発者向けスクラッチパッドです。
大きな違いは、Heynoteは別途起動するデスクトップアプリである点。Mark It DownはChromeの中に住んでいるので、URLを入力する必要も、アプリを開く手間もありません。拡張機能ボタンを押すか、chrome://extensions/shortcutsで設定したキーボードショートカットを叩けば、閲覧中のページの横にSide Panelがすぐ開きます。全画面で集中して書きたいときはNew Tabモードも使えます。
さらに完全オフライン対応 — すべてブラウザ内でローカル処理されるため、インターネット接続なしでも動作します。棲む場所は違いますが、精神は重なっています。
NotionやObsidianを使えばいいのでは?
Mark It Downはワークフローの中でNotionやObsidianの前に来るツールです。置き換えるものではありません。生の素材を加工する場所:AIの回答を書き直す、クリップした記事を再構成する、ノートの下書きを作る。
きれいになったらエクスポート(Markdown・PDF・HTML・DOCX、一括エクスポートはZIP)して、長期保存する場所に移します。
ツール固有の構文(Dataviewクエリ、Notionデータベースなど)はレンダリングされませんが、標準Markdown、LaTeX数式、Mermaidダイアグラム、GFMテーブルは完璧に動作します。
Chromeのキャッシュを削除してもデータは消えませんか?
消えません。 ノートは拡張機能専用のストレージに保存されており、ブラウザのキャッシュとは別の場所です。
- ブラウザキャッシュ削除 → データは保持 ✓
- 拡張機能アンインストール → データは消去 ⚠️
ヒント: アンインストール前にGit同期で外部バックアップを取っておくと安心です。
オフラインでも使えますか?
はい — 日常の執筆作業は完全オフラインで動作します。
オフラインで使える機能:
- 編集・保存・ノート管理(chrome.storage.local完結)
- Mermaid図・KaTeX数式・シンタックスハイライト(全てバンドル済み)
- エクスポート: PDF / PNG / DOCX / .md / EPUB / LaTeX — ローカル処理
- テーマ切り替え・Find & Replace・TOC・コマンドパレット
- Cross-Instance Compare & Edit
インターネット接続が必要:
- Web Clipper(対象Webページへのアクセスが前提)
- AI会話抽出(Claude、ChatGPT、Grok、Gemini)
- Git同期(Push、Pull、Fetch)
- HTMLエクスポート(非Self-Contained)・数式の拡大表示 — KaTeX CSSのCDN参照
ノートを削除するには?
安全のため、2段階の削除プロセスになっています。
- ステップ1: ゴミ箱へ移動 — 削除ボタンでゴミ箱に移動(復元可能)
- ステップ2: 完全削除 — ゴミ箱内で削除すると完全に消去
Git同期時: 同期済みノートはゴミ箱に移動後、Syncを実行して初めてリモートから削除されます。ゴミ箱のバッジ(Synced/Pending/Local)で同期状態を確認できます。
※ Systemフォルダのガイド(システムノート)は保護されており、削除・編集できません。
ノートのタイトルを変更するには?
タイトルはノートの内容から自動的に抽出されます。
- 最初の
# 見出しまたは## 見出しがタイトルになります - 見出しがない場合は、最初の行がタイトルになります(最大50文字)
Git同期時: リモートのファイル名はタイトルと異なる場合があります。: や / などの特殊文字は _ に変換されます。
最初の見出しを編集するだけでタイトルが変わります。
テンプレートはどこで入手できる?
Templateフォルダのヘッダーにホバーすると、ギャラリーリンクアイコンが表示されます。
- 5カテゴリ・20種類以上のテンプレートが揃ったテンプレートギャラリーページが開きます
- Webサイトから直接ギャラリーページにアクセスすることもできます
- ノート、議事録、開発ドキュメントなど、すぐに使えるMarkdownテンプレートが揃っています
Frontmatter(フロントマター)とは何ですか?
Hugo・Zenn・Jekyllなどのプラットフォームが記事のタイトル・タグ・日付などを読み取るために使うYAML形式のメタデータです(ノートの冒頭に --- で囲んで書くもの)。
v2.1.5ではFrontmatterをノート本文とは別のフィールドで管理できるようになりました。エディタ本文はクリーンに保たれ、エクスポート時に先頭へ自動合成されます。サイドバーのDetail Panel「Frontmatter」タブで直接編集でき、タグなどの配列型はチップUIで操作できます。
対応エクスポート形式: Markdown・HTML・EPUB・LaTeX・DOCX。
画像を貼り付けられますか?
画像ファイルを添付として保存することはできません。 Mark It Downはテキストベースのマークダウンエディタです。
- 画像URL:
のようなリンクは使用可能 - Webからの貼り付け: 画像URLがMarkdownリンクとして挿入される場合があります
- スクリーンショット: 一部のアプリでは
data:image/...形式でテキストとして挿入されます
画像が「貼れた」場合: ノートのソースを確認すると、外部URLかbase64のdata URLがテキストとして埋め込まれています。data URLはオフラインでも表示されますが、ノートが非常に重くなります。
画像を使いたい場合は、外部のホスティングサービスにアップロードしてリンクを貼り付けてください。
Archiveとは何ですか?どう使いますか?
Archiveは完成したノートや参照用ノートのための読み取り専用フォルダです。
- Archive内のノートは軽量ビューアで開きます(読み込みが高速)
- 編集したい場合は、UnlockをクリックしてInboxに戻せます
- 参照したいが誤って編集したくないノートの保管に最適です
- 一括エクスポート: Archive内でピン留め(★)したノートは、Export →「Pinned as ZIP」でまとめてダウンロードできます
大きなファイル(100KB以上)はどうなりますか?
最適化された設定で読み込まれます。
- 50KB以上: コードエディタとLaTeX数式エディタがパフォーマンスのため無効化されます
- 100KB以上: スラッシュメニューとドラッグハンドルが無効化されます
- 300KB以上: Archiveで読み取り専用として開くオプションが表示されます
Mark It Downは編集用のツールです。大きな生データはエクスポートして別の場所に保存することをおすすめします。
ストレージの上限は?
Mark It Downはchrome.storage.localにunlimitedStorage権限を付けて使用しているため、Chrome側のハードリミットはありません。
サイドバーにはフォルダ別(Inbox / Template / Archive / Trash)のノート数を積み上げバーで表示し、合計件数とサイズも確認できます。どこにノートが溜まっているか一目でわかります。
ドキュメントサイズに応じたパフォーマンス最適化:
- 50KB以上: 装飾の簡略化
- 100KB以上: より重い最適化(debounce延長、コードブロック処理の遅延実行)
- 300KB以上: 最大最適化モード
Archiveフォルダのノートは軽量な読み取り専用レンダラーで表示されます。Mark It Downはワークスペースであり、ストレージシステムではありません。長期保存にはGit同期やエクスポートを使ってください。
Electronアプリではなく、なぜChrome拡張機能?
Electronアプリは重い。それ以上に、作業はブラウザの中で起きています — AIチャット、リサーチ、読書。
開いているタブの横に常駐するSide Panelが、アーキテクチャとして正しい形です。コンテキストスイッチなし、別ウィンドウの管理なし。アプリ全体はPreact(3KB)で構築されているので、一瞬で起動します。
対応エクスポート形式は?
単体: Markdown (.md)、PDF、HTML、DOCX(Word)、PNG、EPUB(電子書籍)、LaTeX (.tex)。
リッチテキストとしてクリップボードにコピーも可能(Ctrl+Shift+C)。Word・Notion・Google Docsに書式を保ったまま貼り付けできます。
一括エクスポート: 複数ノートを選択してMarkdown・HTML・DOCXのZIPアーカイブとして出力できます。非標準記法が含まれる場合は「そのまま出力 / 全て正規化 / 1件ずつ確認」のダイアログが表示されます。
PDFエクスポートは目次、ページ番号、Paged.jsによる適切なページ分割に対応しています。
書いたノートをZennやHugo向けに変換できますか?
はい。「Portability Hub」機能で出力先のプラットフォームを選ぶと、記法の問題箇所が検出されて変換できます。
対応ターゲット: CommonMark・Obsidian・Hugo/Jekyll・GFM・Zenn・Qiita・Docusaurus・MkDocs(8種類)。
複数のノートを一括エクスポートする際、非標準の記法が含まれていれば「そのまま出力 / 全て正規化 / 1件ずつ確認」のダイアログが表示されます。
Git同期を設定するには?
GitHubまたはGitLabに数ステップで接続できます。
- Git Settingsを開く(コマンドパレット → 「Git Settings」)
- プロバイダーを選択(GitHub または GitLab)
- トークン、リポジトリURL、ブランチを入力
- Test Connectionで確認、Saveで保存
トークンは暗号化されて安全に保存されます。
コマンドパレットで何ができますか?
Cmd/Ctrl + Shift + P でほとんどの機能に素早くアクセスできます。
- ノート: 新規作成、検索、インポート
- 編集: 元に戻す/やり直し、検索と置換、テーブル整形
- 移動: ピン留め、Archive/Template/Trashへ移動
- Git: 同期、Pull、Push、設定
- 表示: サイドバー、目次、フォーカスモード、テーマ切替
- 挿入: Mermaid図、コードブロック、数式、目次(/toc)、タイムスタンプ(/now、Ctrl+Alt+;)
ペーストモードの違いは?
Ctrl+Shift+VでSmart Pasteが起動します。
- Markdownモード: HTMLやJSONをクリーンなMarkdownに変換(デフォルト)
- プレーンテキストモード: すべての書式を除去
- デフォルトモード: ブラウザ標準のペースト動作
JSON配列はテーブルに、オブジェクトはリストに、ネスト構造は箇条書き階層に自動変換されます。デフォルトは設定で変更できます。
Slack / Discord / WhatsApp からの自動変換:
これらのアプリからコピーしたテキストを貼り付けると、各アプリ固有の記法が自動で標準Markdownに変換されます(Ctrl+Shift+V の操作は不要)。<url|テキスト> 形式のリンク、||スポイラー||、>>> 引用ブロックなどが対象です。
サイドバーのGitタブがなくなりましたか?
はい、v2.1.5でSource Control専用のサイドバータブを廃止しました。Git操作(Push・Pull・Fetch・設定・履歴)は引き続き画面上部のGitメニューから行えます。機能は変わっていません。
フォルダが4つだけ? 少なすぎない?
固定構造(Inbox / Template / Archive / Trash)は、製造業の「定位置管理」から来ています。すべてに決まった場所があり、どこを見ればいいか常に分かります。
無制限にフォルダを作れると、意図なくものが溜まっていきます。ツールを使うのではなく、整理のための仕組みを維持する羽目になる。制約こそが機能です。
なお、組み込みリファレンスノート(Getting Started、Markdown Referenceなど)用の非表示Systemフォルダもあります。管理する必要はなく、必要なときにそこにあるだけです。
Git同期の「意図的なコミット」とは?
Google DriveやiCloudのような自動同期ツールは、あらゆる変更を自動的に同期します。Mark It Downはローカルへのオートセーブは毎秒行いますが、Gitへのpushは意識的なアクションです。
全ノートを一括ではなく、特定のノートだけを選んでpushすることもできます。まず整理して、それからコミットする。リモートの履歴は読みやすく意味のあるものになり、キーストロークごとのログにはなりません。
Pullも手動で、コンフリクト解決機能(手動マージ用のCompare & Editモード含む)を内蔵しています。
AI機能が内蔵されていないのはなぜ?
意図的な設計です。Mark It Downは書くためのツールであり、生成するツールではありません。思想は「咀嚼」 — ChatGPT、Claude、Geminiなどから生成されたAI出力を貼り付けて、自分の言葉で書き直します。
エディタはAI出力を完璧にレンダリングしますが(LaTeX数式、Mermaidダイアグラム、構文ハイライト付きコードブロック、GFMテーブル)、コンテンツの生成は一切しません。思考はツールの中ではなく、あなたの頭の中で起きるものです。
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